土曜日, 11月 05, 2011

NSScrollView内のNSViewの位置について

OS/X では、NSViewなどのコンテンツを表示するビューを
NSScrollView内に配置すると、そのNSViewは左下隅に貼り付く。
原点を左上隅にあわせるためには、そのNSViewのサブクラスにて
BOOL isFlipped をオーバーライドして {return YES} を
返すようにすればよい。

であるが、ウィンドウをリサイズして、NSScrollViewが小さくなったときに
表示されている内容が上にスクロールしてしまう。

(NSScrollViewは自動的にリサイズするようにしておいたとして。)

絵にするとこんな感じである。
ウィンドウをリサイズすることにつれてスクロールビューもちいさくなる。
そのとき、狭くなった分だけ、表示されている内容が上に上がってしまう。



普通のアプリケーションはそのような状態にはなっていないので、当然なんとかなるはずが
その方法がわからず、なやんだ。
Appleのサンプルプログラムのsketchの状態を調べているうちに
やっと違いが見つかった。

Interface Builder のSize Inspector でのAutosizingの設定が不足していた
ことが原因だった。
これは、コンテンツのNSViewの設定である。

不十分な設定

対策
これによって、問題が解決した。
簡単なことであったが、知らないばかりに悩んでしまった。

まあ、いつも思うことだが、複雑な解決策は何か遠回りをしているものだ。
何かを解決できずはまってしまう時は、間違った方向に難しく考えすぎている
可能性がある。また、その方向で、何とか実現できたとしても、
その方法が自分でも気に入らない時は、おそらく、まだベストではない。
もっとシンプルな方法が見つかるはずなのだ。

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